2021年度理事長所信

はじめに


明るい豊かな社会の実現という理想のもと発足した青年会議所はいつの時代も地域の課題に向き合い、未来を創造し運動し続けています。私たちの地域にもその灯がともされ、先輩方の計り知れない苦労と努力により脈々と歴史を紡ぎ、2021年で64年目を迎えます。感謝の気持ちとともに、この歩みを止めることなく本年度を邁進し次世代に誇れる組織を引き継いでいくことが私たちの責務であると感じています。現在、新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るい、世界経済に甚大なダメージを与えています。未だ完全な収束が見えない中、感染拡大前の生活に戻るための対策を考えながらも新たな生活様式を模索し行動していかなければなりません。その行動を一過性のものにするのではなく、新たな価値観の創造の機会にしていくことが大切です。そこで、私たちは改めて青年会議所の在り方を見つめ直し、時代に順応した事業を構築して参ります。明るい豊かな社会の実現のために明確なビジョンを掲げ、会員全員で協力し合い、持続可能な組織を目指して時代を切り開いていきます。その運動が私たちの住み暮らす地域社会にも波及し、よりよい地域の未来への懸け橋となります。困難に臆することなく、青年らしい発想で今まで以上に地域に必要とされる地域団体となるよう、市民、行政と協働しながら青年会議所運動を展開していきましょう。


■地域活性


私たちが住み暮らす地域は都心まで約60km圏内に位置しながら、すばらしい自然資源が多くあります。そして市街地では、駅前中心市街地の活性化推進により行政の中枢機能、教育、文化のハード面が整備されてきました。ソフト面においても行政による子育て支援、地域医療支援等の事業実施により地域住民へサービスが拡充しました。しかし地域環境の変化に伴い、地域のニーズにも変化、多様化が進んでおり、行政によるサービス提供とは別の視点から新たな発想をもって地域のニーズを捉えた事業が大切です。地域コミュニティの根幹である自治会、町内会では共同住宅や共働きの世帯が増加し、参加する世帯が減少したことで各地域での連帯意識や情報共有、信頼関係を構築する機会が少なくなっています。私たち青年会議所は地域に根付く事業を実施することができる組織であると確信しています。そして地域住民、行政と協働することで持続可能なまちづくり実現のための礎を築くことが大切です。新たな価値を生み出し、まちづくり事業を展開して、さらなる地域発展へと繋げていきましょう。


■青少年育成


現在、IT技術の進歩によりネット社会が拡充し、私たちの生活に身近なスマートフォンやタブレットでも瞬時に大量の情報にアクセスすることができ、世界中の人々といつでもどこでも交流できる時代です。時代の変化に伴い、大人と同様に子どものライフスタイルも変化しています。コロナ禍がその動きを加速させており、教育の現場ではICT教育としてオンライン授業が急速に広がっています。将来の職業選択においてもユーチューバーが上位にランクインするなどネットビジネスの台頭により多種多様な社会になっています。しかしこの便利な生活環境とは裏腹に特定の情報だけを見てしまうリスクも潜んでいます。土浦青年会議所は、このようなIT化が今後もさらに発展する未来を生き抜く子どもたちに、環境の変化に柔軟に対応し、固定概念にとらわれない豊かで自由な発想力と、自分自身で考えて情報を得る判断力を育むための環境をつくることが大切だと考えます。その環境をつくるために、楽しみながら学びと気づきが得られる事業を展開して、未来の地域の宝である子どもたちに私たちの姿を魅せましょう。そして事業展開を通して協働いただく事業協力者や保護者の方々に土浦青年会議所の魅力を感じていただける機会も創出して参りましょう。


■人財育成


現在、193カ国が加盟する国連で採択されたSDGsという持続可能な開発目標に世界各国が賛同し、日本でも行政、企業、団体の取り組みが広がり始めています。
持続可能な取り組みに舵をとり始めた国際社会で、コロナ渦の影響により企業・組織の在り方や運営の考え方が大きく見直されています。しかし、組織を構成しているのは人であるということは変わりません。このような環境のなか青年会議所が魅力溢れる組織としてこれからも持続可能で光り輝くためには私たち会員が、個の能力を高め、社会的な責任を自覚し、魅力溢れる人財で在り続けることが大切です。現在の土浦青年会議所は入会歴の浅いメンバーが高い割合を占めています。私たち会員は地域社会や各企業において多様化した価値観の中でもリーダーシップを発揮していかなければなりません。青年会議所が持続的に地域のリーダーとしての資質を兼ね備えた人財を多く輩出し続けていくために、組織の底上げをし、また青年会議所運動を次世代に引き継ぐため時代の変化に対応した新たな組織環境を整え、魅力溢れる人財育成事業を展開して参りましょう。


■総務広報


土浦青年会議所は実施事業において、伝統である「おもてなしの心」や「様式美」の精神で相手を慮る組織運営を継承し続けています。そのなかで、総務広報は事務局と連携し、総務業務や広報活動の担いを平行して遂行する部隊であり、年間を通して様々な場面で重要な機能をする組織の礎です。コロナ禍では、対面によるコミュニケーションとは違う形の方法も生まれているなか、その精神を受け継ぎながら時代の変化に柔軟に対応した組織運営を模索していかなければなりません。会員同士の繋がりを重視し、常に意識を高め合う組織づくりを考え、正確な情報の発信、事業の参加推進、会員全員が参加しやすい環境を整備します。さらに土浦青年会議所の実施事業を円滑かつ効率的に進められるようサポート体制の構築を図ることで参画意識の醸成に繋がり、組織全体を活性化させます。また青年会議所運動の効果を最大限に拡散できる発信力の強化、広報活動をすることで地域の方への事業の参加推進になり、青年会議所運動が広く伝播されます。このような運営基盤の構築と事業展開で土浦青年会議所の礎をさらに強固なものにして参りましょう。


■むすびに
土浦青年会議所は2017年に創立60周年を迎えました。その節目を機会に「地域を活性化する人財をより多く育める組織の実現」という長期ビジョンを策定しました。そして長期ビジョンは10年毎に作成し5年毎に検証し修正を行うことも同時に決定しました。また会員拡大においても「10年間で各市町村会員構成バランスの取れた150名ⅬOMを実現する。」「20代の会員を毎年5名拡大する。」というアクションプランを策定しました。本年度は来年の検証年度に向け改めて認識し、長期ビジョン実現に向けて事業展開を加速させる大切な年です。地域社会で活躍する有能な人財を育成し、組織を強固なものとし、青年会議所、市民、行政、地域団体が織りなす協働のまちづくりの実現のため青年会議所運動を展開して参ります。またアクションプランを実現するにあたり多様性社会に柔軟に対応した組織で新たな仲間を迎え入れる体制を整え、組織一丸となって会員拡大をしていきます。
人生最後の学び舎とも言われている青年会議所で20歳から40歳という貴重な青年期をともに歩み、歴史を創り邁進していきましょう。希望に満ち溢れた新世代は我々青年経済人の力の結集にかかっています。歴史に感謝し、新しい価値を創造して未来を切り開いていきましょう。

TEL: 029-822-3426(月水金 9:00〜15:00)E-mail: info@tsuchiura-jc.jp

事務局:土浦市中央2-2-16 土浦商工会議所内1F

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